「双11」が空景気か、返品率は70%に−香港メディア

「香港商報」24日付報道によると、「双11」(11月11日、中国の独身の日)から1ヵ月あまり立った23日に、「双11」の電子商取引情況に関する統計表は微信(ウィーチャット)と微博(ウェイボー)に公開された。一部の店舗はわずか1ヵ月における返品率が70%に達した。インタビューを受けた店舗は、返品は確かに重要な問題だが、返品率はそんなに高くなく、返金率の計算方式に食い違いがあると示した。一方、天猫商城(Tモール)はノーコメントだ。

「双11」キャンペーンに参加しようとするネットショップにとって、販売業績と消費者からの良い評判が一定の要求に達しなければならない。「刷単」(ClickFarming)と言われる手法を通じ、ショップの信用度を高め、ユーザーを引きとめるほかに、商品の販売量を伸ばし、ショップの順位をあげる効果がある。

主な返品原因は「無条件返金」に集中したことから、「双11」キャンペーン期間に一時の衝動に駆られて購買したことに後悔する人は多いことが分かった。

返品率が1位となった韓都衣舎会社の趙迎光CEOによると、このデータは天猫商城における旗艦店のDSR評価の1つの指標だ。仮に1つの店舗は「双11」における売上高は1億元で、その返金率は10%で試算すれば、返金額は1000万元になる。「双11」に、貨物の発送は遅く、消費者が商品受領後に返品を申請すれば、商品を返送する必要がある。言い換えれば、その1000万元の返金は12月11日以降に終わる。その後の売上高は「双11」をはるかに下回る。その返金率は、「双11」の返金と「双11」の売上高を含まない11月12日以降の売上高との比率になる。

同氏は高い返品率は計算方式に食い違いがあることに原因あり、実際の返品率はそんなに高くないと説明したものの、実際の返品率には言及しなかった。