OPEC減産見送り 日本でもガソリン価格など値下がり進むとの見方

OPEC(石油輸出国機構)の減産見送り決定を受けて、日本国内でも、ガソリン価格などの値下がりが進むのではないかとの見方が強まっている。
このところ、値下がりが続いているガソリンだが、今回の決定で、利用者からは、さらなる値下げを期待する声が聞かれる。
利用客は、「1円でも2円でも、ガソリンって響いてくるので助かる」、「元に戻った感じで、安くなったというイメージはない。もうちょっと安くなればいいな」などと話した。
レギュラーガソリンの店頭価格は、19週連続で値下がりしており、11月25日時点の価格は、158円30銭と、消費税増税前の3月末の価格を下回った。
今後の影響について、野村証券経済調査部シニアエコノミストの大越龍文氏は「ガソリンや灯油といったものに影響が出てくるのが、あと半月から1カ月くらいかかる。少し価格が安くなる可能性は、十分ある。円安が進んでいるので、円安の部分が、若干相殺する可能性がある」と話している