第一生命、保険料等収入が日生抜きトップに

第一生命保険の2014年9月中間連結決算の保険料等収入(売上高に相当)が、最大手の日本生命保険を上回り、トップに立つ見通しとなった。

 関係者によると、第一生命が首位になるのは戦後初。日本生命はほぼ一貫して保険料等収入で首位の座を維持しており、中間期とはいえ、2位となるのは極めて異例。生保の競争が激化しそうだ。

 第一生命が14日発表した14年9月中間連結決算は、保険料等収入が前年同期比22・1%増の2兆5869億円だった。日本生命が28日に発表予定の中間決算は、保険料等収入が前年同期(約2兆3800億円)をやや上回る2兆4000億円台にとどまる見通しだ。

 第一生命保険は、子会社「第一フロンティア生命」の保険料等収入が約3600億円増え、グループ全体の業績を押し上げた。第一フロンティア生命は、銀行の窓口で販売する外貨建て年金保険の販売が好調だった。