「すき家」ゼンショー、通期赤字が6倍に拡大 「ワンオペ」解消など影響

牛丼チェーン「すき家」などを経営する外食大手のゼンショーホールディングスは10日、今期(2015年3月期)の通期連結業績予想を大幅下方修正した。13億円と見ていた最終赤字が6倍近い75億円に拡大する見通し。

 10月から「すき家」で深夜の1人勤務を取りやめ、対応できない店は深夜営業を休止したが、この一連の対応で収入減と費用増となり、収支の悪化が見込まれる。されに牛肉などの食材高騰も追い打ちをかけた。

 通期売上高は157億円減額して5092億円とし、営業損益は98億円減額して17億円の赤字に転落すると予想した。13日に発表する中間連結決算は、最終赤字が直近予想の19億円から22億円へと拡大する。