「食より他にお金使う」 30年前の約3倍に

ご当地グルメの人気など食ブームが続いていますが、その一方で、食べ物より他のものにお金を使うという人が増えていて、30年前の3倍近くに達していることがわかりました。

 これはJNNデータバンクが、首都圏の男女を対象に、1980年から実施している調査で明らかになったものです。それによりますと、1980年の調査では「食にお金を惜しまない」と回答した人は、全体の42.3%だったのに対し、「食より他にお金を使う」人は13.3%でした。

 しかし、その後「食より他にお金を使う」人は、2004年に初めて、「食にお金を惜しまない」人を逆転し、最新の調査では30.4%と調査を始めた1980年と比べ3倍近く増えました。

 また、「食より他にお金を使う」人は、そうでない人と比べて、「貯蓄や利殖」で6.4ポイント、「美容やスタイル」で6.6ポイント、「趣味やレジャー」で7.5ポイントそれぞれ高くなりました。特に、「自分の能力開発や勉強」は10ポイント以上も高く、「食より他にお金を使う」人はキャリア志向が強く、「自分磨き」にお金をかける傾向があるようです。