主導の少女に懲役13年=女子生徒殺害事件―広島地裁

広島県呉市の山中で2013年7月、高等専修学校2年の女子生徒=当時(16)=の遺体が見つかった事件で、強盗殺人罪などに問われた無職少女(18)の裁判員裁判の判決が24日、広島地裁であり、伊藤寿裁判長は懲役13年(求刑懲役15年)を言い渡した。
 伊藤裁判長は判決で「監禁や暴行の計画を立て、終始主導的立場だった」と認定した。弁護側は、被告が虐待を受けてきたことの影響を挙げ、家裁での保護処分を求めていたが、判決は「過酷な生い立ちには同情できるが、殺意の形成と直接の関係はない。犯行は残虐で社会的に許容されない」と述べ、退けた。