渋谷で危険ドラッグ販売 容疑でハーブ店経営の男を逮捕

指定薬物の成分を含む危険ドラッグを販売したとして、警視庁組織犯罪対策5課は、薬事法違反容疑で、東京都渋谷区の危険ドラッグ販売店「ファンタジー」経営、外木(そとき)俊容疑者(30)=同区道玄坂=を逮捕した。組対5課によると、「指定薬物を売ったかどうかは分かりません」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は4月13日、同店で、大麻と似た作用のある指定薬物「AB−FUBINACA」を含む危険ドラッグ約1グラムを1600円で客の男性(33)=同法違反容疑で書類送検=に販売したとしている。

 同月15日、この男性が同店周辺で職務質問され、「同店で購入した危険ドラッグを所持、使用した」と供述し、発覚した。

 同店は平成24年11月から営業。管轄する渋谷署管内では指定薬物の所持・使用が疑われる事件が9、10月だけで36件発生しており、組対5課は、多くが同店の客とみている。