同居の次男、殺害認める供述…横須賀の夫妻死亡

神奈川県横須賀市で19日、ハウスクリーニング業上地(うえち)盛男さん(60)、真理子さん(61)夫妻が自宅で死亡しているのが見つかった事件で、同市内の病院に搬送された同居の次男(36)が、神奈川県警浦賀署の任意の事情聴取に対し、夫妻の殺害を認める供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。

 同署は退院後に殺人容疑で本格的な聴取を行い、容疑が固まり次第、逮捕する方針。

 捜査関係者によると、次男は「両親とトラブルになり、包丁で刺した」と話している。包丁は横須賀市内で捨てたと説明しているといい、同署が捜索している。次男は18日午後、自ら119番して病院に搬送されていた。

 夫妻の遺体には、全身に多数の刺し傷があり、同署は司法解剖し、詳しい死因を調べる。