息子の行動に立腹、エアガン乱射し2歳と妻けが

長男(2)にエアガンを乱射し、全身にけがをさせたなどとして、広島県警福山東署は15日、同県福山市大門町、運送会社員中島敬済(たかずみ)容疑者(25)を傷害容疑で逮捕した。調べに「息子の行動に腹が立ってやった」と供述しているという。

 発表によると、中島容疑者は14日午後6時25分頃、自宅アパートの居間で、長男に至近距離からエアガンでプラスチック製の球状の弾(直径6ミリ)を撃ち、全身に全治4週間のけがを負わせた疑い。頭から足にかけ、多数の点状の傷が残っているという。

 中島容疑者は長男をかばおうとした妻(29)にも弾を発射し、両手などに1週間のけがをさせた疑い。

 同署の調べでは、中島容疑者は3人暮らし。同容疑者は妻と14日夜、長男を市内の診療所に運んだが、診察した医師が長男の傷を不審に思い、通報した。

 福山市によると、これまで同容疑者による虐待が疑われるケースなどは把握していなかったという。