米IBM、ソフトバンクと協力=ロボットの人工知能で

米IBMのジョン・ケリー上級副社長は8日、時事通信の取材に対し、ロボット事業への参入を表明したソフトバンクと人工知能分野で協力していく考えを明らかにした。
 IBMが開発した人工知能システム「ワトソン」は、膨大なデータを短時間で読み込み、問題への答えを導き出す。人間の言葉も理解できるため、対話も可能。学習機能があり、人間の能力を支援するシステムとして期待されている。
 ケリー副社長は、ソフトバンクがロボットの人工知能として、ワトソンに関心を示していると指摘した。ワトソンが理解できる言語はこれまで英語のみだったが、日本語にも対応できるよう「学習」を始めたという。