7億円の秘密報酬発覚=香港長官、届け出ず―香港民主派

オーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)は8日、香港の梁振英行政長官が2012年の就任後、前年の企業取締役退職に関連して、オーストラリアのエンジニアリング会社UGLから400万ポンド(約7億円)の秘密報酬を得ていたと報じた。
 梁長官はこれを関係当局に届けていなかった。
 香港では現在、長官選挙制度の民主化を求める民主派デモ隊が幹線道路を占拠し、長官「普通選挙」から民主派を事実上排除しようとしている梁長官を批判。企業からの巨額秘密報酬が明るみに出たことで、梁長官に対する批判がさらに強まるとみられる。