警察を挑発、パトカーと「鬼ごっこ」 集団暴走容疑の高校生ら8人摘発

バイクで集団暴走して小学生をひき逃げしたなどとして、警視庁交通執行課は、道交法違反(共同危険行為)などの疑いで、東京都江東区の高校2年の男子生徒(18)ら15〜18歳の少年8人を逮捕・書類送検した。同課によると、いずれも「警察官をおちょくろうと思った」と容疑を認めている。

 逮捕・送検容疑は4月15日午後9時20〜25分ごろ、同区白河の交差点から約3キロにわたり、バイクなど5台で信号を無視したり、蛇行したりするなどの暴走を繰り返し、横断歩道を渡っていた小学6年の男児(12)をはねて右足にかすり傷を負わせて助けずに逃げたなどとしている。

 男子生徒は「深夜徘徊(はいかい)などで補導されたのを逆恨みし、警察を挑発してパトカーに追いかけさせる『鬼ごっこ』をした」と供述。バイクのナンバープレートを折り曲げるなどして特定されるのを免れようとしていたという。