キリン、地ビール最大手と提携=33%出資、商品力強化へ

キリンビールは24日、クラフトビール(地ビール)最大手のヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)と業務・資本提携すると発表した。「よなよなエール」など人気商品を持つヤッホーの商品戦略や販売手法を吸収し、商品力を強化する考えだ。
 キリンは10月にヤッホー株式の33.4%を取得し、星野リゾートに続く第2位の株主となる。出資額は十数億円。
 東京都内で記者会見したキリンビールの磯崎功典社長は、「両社で同じ理想を掲げ、クラフトビール市場を大きくしていきたい」と語った。キリンは先に、横浜市に小規模醸造施設を設置してクラフトビール事業に本格参入する計画を明らかにしていた。