知人の男に死刑=資産家夫婦殺害―東京地裁

金融会社役員で資産家の霜見誠さん=当時(51)=夫妻を殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われた知人の元会社経営渡辺剛被告(44)の裁判員裁判の判決が19日、東京地裁であり、田辺三保子裁判長は求刑通り死刑を言い渡した。
 渡辺被告は公判で、「脅すために夫妻の首にロープをかけた」と述べ、殺意を否認。さらに「自分ではない第三者がロープを引いている間に死んでしまった」と主張していた。
 起訴状によると、渡辺被告は2012年12月、車内で霜見さんと妻の美重さん=当時(48)=の首を絞めて殺害。財布などを奪った上、遺体を埼玉県久喜市内に埋めたとされる。