「セブン効果」で売り上げ5割増 JR西日本の駅ナカ店舗

JR西日本は17日、セブン−イレブン・ジャパンとの業務提携で「セブン−イレブン」に衣替えした「駅ナカ」のコンビニエンスストアと売店のうち、改装前との比較ができる11店舗の8月の売り上げが前年実績と比べて平均で5割増えたことを明らかにした。

 JR西の真鍋精志社長はこの日の記者会見で「品ぞろえやサービスなどでセブンの強みが生かされた」と指摘。「今後は各地域の特色を店舗にどう生かすか(が重要)だ」と述べた。

 改装店では、品ぞろえを強化したおにぎりやサンドイッチなどが好評で、女性客の増加も目立つという。売り上げが改装前の2倍以上になった店舗もあり、今年6月に開業した岡山駅中央改札口店では1日の平均来店客数が5千人を超え、国内のセブン店舗で最多となった。

 JR西とセブンは今後5年間かけて駅構内のキヨスクなど計約500店をセブンに切り替える予定。セブンは今年7月にJR四国とも業務提携契約を締結するなど駅ナカを軸に、営業基盤が弱いとされる西日本での出店を加速している。