クロマグロ乱獲で「特別警報」を…水産庁が導入へ

太平洋クロマグロのとり過ぎを防ごうと水産庁は、水揚げ量が決められた漁獲枠の上限に近付くと注意報や警報などを発表することを決めました。

 水産庁は、来年から日本沿岸のクロマグロの未成魚の漁獲上限を年間4007tとして、2002年から2004年の平均値に比べて半減させる方針です。さらに、日本沿岸を6つに分け、エリアごとに漁獲上限を設定します。水揚げが上限の70%に達すると注意報、80%で警報、90%で特別警報を関係する漁業者団体などに発表します。そして、95%に達すると、都道府県を通じて漁業者に操業の自粛を要請します。水産庁は26日午後に開かれる資源管理に関する会合で、漁業関係者に詳細を説明します。こうした取り組みを通じて、資源管理に取り組んでいる姿勢を国際社会にアピールします。