ミクシィ、「モンスト」効果で業績見通しを大幅上方修正 通期の利益予想を半年で突破

ミクシィは8月8日、2014年4〜9月期の業績予想を大幅に上方修正し、売上高は当初予想(195億円)から約7割増の330億円、営業利益は当初予想(46億円)から2.8倍の130億円になる見通しだと発表した。スマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」の売上高が順調に拡大しているため。

 最終損益は当初予想(28億円)の2.8倍となる80億円を見込み、通期で60億円としていた当初予想を半年で突破する見通しになった。このため、「成長率などの予測が困難」として通期の業績見通しは当初見通しを撤回し、「未定」とした。

 前年の4〜9月期は売上高が39億7900万円、営業損益は3億9800万円の赤字だった。「モンスト」効果で売上高は8.2倍、営業益は大幅な黒字へと転換する。

 「未定」に変更した通期の業績予想は、当初は売上高が400億円、営業益が100億円、最終益が60億円だった。

 同日発表した4〜6月期の連結決算は、売上高が前年同期比約6倍の127億円、営業益が46億円(前年同期は8400万円の赤字)など。モンストを含む「コンテンツ事業」の売上高は100億円だった。