SEの男「借金で生活苦」ベネッセ情報流出

ベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件で、不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたシステムエンジニアの男が、「パチンコや競馬で借金があり生活が苦しかった」と供述していることがわかった。

 警視庁によると、松崎正臣容疑者(39)は、「パチンコや競馬で消費者金融などに借金をしていて、借金は、妻と合わせると170万円くらいあった。月38万円ほどの収入のうち、返済は月々11万円以上で、生活が苦しかった」と供述しているという。松崎容疑者は先月17日、約1020万件の顧客情報をスマートフォンに不正にコピーした疑いがもたれているが、スマートフォンのマイクロSDからはさらに、先月27日にコピーされたとみられる約2000万件分も見つかったという。

 警視庁は、情報流出の全容解明を進めている。