東京拘置所 元警官の岡崎死刑囚が病死

法務省は26日、岩手、福島、千葉の3県で3人が誘拐され、うち2人が殺害された警察庁指定118号事件で、強盗殺人罪などにより2004年に死刑が確定した元岩手県警巡査、岡崎茂男死刑囚(60)が同日未明に東京拘置所で急性呼吸器不全のため死亡した、と発表した。23日に誤嚥(ごえん)性肺炎と診断され、治療中だった。

 確定判決によると、岡崎死刑囚ら3人は共謀し、▽1986年に盛岡市の金融業者の男性(当時41歳)▽89年に福島県郡山市の塗装会社社長の男性(同48歳)−−を誘拐し、現金を奪って殺害するなどした。3人は死刑判決が確定し、岡崎死刑囚のほか2人は既に病死していた。