日本振興銀行関連の金融5社、破産手続き開始決定受ける

(株)関西フィナンシャル・ポート(TDB企業コード582542547、資本金5000万円、東京都港区西麻布2-24-11、代表松平敏幸氏)、(株)日本フィナンシャル・ポート(資本金1000万円、同所、代表藤原和男氏)、(株)ウィンテグレータ(資本金2億6000万円、同所、代表藤原和男氏)、(株)セールスサポート・ファイナンス(資本金1000万円、同所、代表奥野喜彦氏)、(株)店舗バンク(資本金1000万円、同所、代表奥野喜彦氏)の5社は、5月28日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は鈴木雅芳弁護士(東京都港区虎ノ門2-8-1、電話03-3597-8855)。債権届け出期間は7月2日までで、財産状況報告集会期日は9月1日午前11時。

 5社は主に日本振興銀行の融資先で構成される「中小企業振興ネットワーク」に加盟する中小企業向けに金融事業などを展開していたが、日本振興銀行が2010年9月に民事再生法の適用を申請。事業継続が困難となり、今回の事態となった。

 負債は(株)関西フィナンシャル・ポートが約86億8600万円、(株)日本フィナンシャル・ポートが約50億2100万円、(株)ウィンテグレータが約2億9400万円、(株)セールスサポート・ファイナンスが約17億3600万円、(株)店舗バンクが約5億6600万円で、5社合計で約163億300万円。