尿検査で覚せい剤陽性反応=ASKA容疑者宅から薬物―知人女も逮捕・警視庁

人気男性デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA容疑者(56)=本名・宮崎重明、東京都目黒区東が丘=が覚せい剤取締法違反(所持)容疑で警視庁に逮捕された事件で、同庁がASKA容疑者の尿を検査した結果、覚せい剤の陽性反応が出たことが17日、捜査関係者への取材で分かった。同庁は使用の疑いもあるとみて、捜査を進めている。
 また、ASKA容疑者宅の家宅捜索で、書斎付近から覚せい剤や合成麻薬MDMAとみられる薬物を発見、押収した。簡易鑑定したところ、覚せい剤など複数の薬物反応が出たという。このほか、吸引器具とみられる物も見つかった。
 警視庁組織犯罪対策5課は同日、ASKA容疑者と4月に少量の覚せい剤を所持したとして、新たに同容疑者の知人の会社員栩内香澄美容疑者(37)=港区南青山=を覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕。栩内容疑者は「全く身に覚えがない」と容疑を否認している。
 同課は、2人がマンションの部屋で所持していた覚せい剤はASKA容疑者が用意したものとみており、今後、入手ルートなどを詳しく調べる方針。
 同課によると、ASKA容疑者は17日午前7時30分ごろ、栩内容疑者宅が入るマンションから1人で出てきたところを任意同行された。