関電系「ケイ・オプティコム」格安スマホ参入へ

関西電力系の通信会社ケイ・オプティコム(大阪市)が、早ければ今夏にも、格安のスマートフォンの販売に乗り出すことが分かった。

 利用料金は端末代金込みで月額3000円程度と、大手携帯電話会社と比べて半額以下を想定している。スマホ端末は、インターネットなどで全国への販売を検討している。

 既存の携帯電話会社から通信回線を借りるMVNO(仮想移動体通信事業者)の方式を採用する。従来のMVNO業者はNTTドコモの回線を借りる場合が多かったが、ケイ・オプティコムはKDDIの回線を使う方向で調整している。

 ケイ・オプティコムは関西の2府4県で光回線サービスを提供し、戸建て向けでは5割近い市場占有率を握る。ただ、市場の伸びが鈍化しているため、格安スマホ事業へ参入し、収益源の確保を狙う。