USJ 開園以来の入場者数、年間1000万人が確実に

映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市此花区)の入場者数が関係者への取材で、開業年度の2001年以来、2度目となる年間1000万人達成が確実となった。2013年上半期(4〜9月)入場者数は506万人で、過去3番目の水準。さらに8月〜12月まで、同パーク史上初の5ヶ月連続入場者数100万人を突破し、11月〜今年2月まで、でも4か月連続で各月の最高月間入場者数を記録している。今週中にも大台を達成する見込みとなっている。

2001年の開業初年度こそ、入場者数1000万人の大台を記録した“西の人気テーマパーク”だが、それ以降はその壁を打ち破れていなかった。2002年度は、初年度の反動で763万人と低迷。格安期間パスを販売した2003年度こそ988万人を記録したが、それ以降、昨年の2013年度まで8年間、900万人すら届かなかった。

 しかし、映画関連にとらわれず、さまざまなアトラクションを取り入れたことで徐々に人気を回復。子供向けのアトラクション、「ユニバーサルワンダーランド」が人気を集めたほか、人気アニメ「ワンピース」のプレミアショー、人気ゲーム「モンスターハンター」など、幅広い層に人気のあるアトラクションを提供し、V字回復に成功。今年度は、春に導入した、後ろ向きに走行する「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド〜バックドロップ〜」、夏には、日本初の『4K3D』の「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパーイダーマン・ザ・ライド4K3D」が好評で、入場者数の大台超えを後押しした。

 2014年度には、映画や小説で人気の「ハリー・ポッター」のエリアをオープンさせるUSJ。その勢いはしばらく収まりそうにない。