日本人シェフ5店が星獲得=ミシュランガイド最新版―仏

フランスのタイヤ大手ミシュランは24日、「ミシュランガイド」2014年版のレストラン格付けを発表した。新格付けでは北海道ニセコ町出身の渡辺卓也さん(37)が料理人を務めるパリ1区のすしかっぽう店「仁(ジン)」や、福岡県糸島市出身のシェフ浜野雅文さん(38)がオーナーの仏中部サンタムールベルビュの仏料理店「オ・キャトルズ・フェブリエ」など日本人シェフの5店が一つ星を獲得した。
 渡辺さんは札幌で修業し、13年1月にパリで「仁」をオープン。すしを中心に和食の魚料理を提供している。浜野さんは04年からフランスの有名店で働き、13年10月に現在のレストランを開業、本格的なフレンチで人気を博している。
 新格付けでは、日本人シェフが勤務するパリ8区の日本料理店「奥田」、同7区の仏料理店「ES」、中部リヨンの仏料理店「タカオ・タカノ」もそれぞれ一つ星を与えられた。
 最新版のガイドは28日発売。レストラン「ラシエット・シャンプノワーズ」が最高級の三つ星を新たに取得、三つ星は計27店となった。二つ星は6店が新たに格付けされ、計79店。一つ星は57店が加わり、計504店に増えた。