バニラエア、2日で10便欠航=油圧不具合、1千人に影響

格安航空会社(LCC)の「バニラ・エア」(千葉県成田市)は30日、油圧系統の不具合が見つかった旅客機の修理に時間がかかり、29日に4便、30日に6便が欠航し、計約1000人が影響を受けると発表した。
 同社によると、欠航便は成田―新千歳の4便と成田―那覇の6便。29日午前11時半ごろ、新千歳発成田行きの902便(エアバスA320型機)で、右エンジンの油圧ポンプの異常を知らせる警告灯が点灯。同機はそのまま着陸し、乗客乗員133人にけがはなかった。
 着陸後の調査でポンプの配管に亀裂が入って外れているのが見つかった。交換部品を海外から取り寄せるため修理に時間がかかり、同機で運航する予定だった便に欠航が広がったという。