維新・石原氏、原発巡る党方針に異議 離党の可能性言及

日本維新の会の石原慎太郎共同代表は24日、原発輸出を可能にするトルコやアラブ首長国連邦(UAE)との原子力協定について「原子力政策を全て否定することになるなら、党を辞めないわけにはいかない」と述べた。党としてはすでに原子力協定に反対することを決めているが、維新が方針を変えない場合は離党も辞さない考えだ。国会内で記者団に答えた。

 維新は昨年12月、両院議員総会を開き、原子力協定について賛否をはかって多数決で反対を決めた。

 石原氏は23日の東京都知事選の応援演説でも「原発を止めたら日本の経済が全滅する」などと述べている。