ごみ袋品切れ、苦情殺到 先月有料化した東京・立川市

20131214-00000027-asahi-000-3-view11月から家庭ごみの有料化に踏み切った東京都立川市で、指定袋の在庫が底をつきかけている。品切れになる取扱店が相次ぎ、市への問い合わせや苦情は1日100件以上に。製造業者に追加発注したものの、追いつかないのが実情だ。対応に追われる市は「見通しが甘かった」と話している。

 指定ごみ袋は、可燃ごみと不燃ごみの2種類あり、容量別に5、10、20、40リットルの4サイズある。市内や近郊のスーパーやコンビニなど約230店舗で「ごみ処理手数料」の名目で販売し、店が市に手数料を納めている。

 市ごみ減量推進課によると、在庫がなくなっているのは、可燃ごみの5、10、20リットルサイズの袋。有料化が始まる2カ月前の9月から11月まで、無料配布分も含めて計280万枚を用意したが、今月に入って店舗での品切れが相次いでいるという。

 契約業者の工場は他の自治体のごみ袋も生産しており、注文してもすぐに納入できる状態ではないという。一方、12月の追加注文分も含めて計49万枚用意した40リットルの袋の在庫はあるという。

 市は、市内に単身者が多いことから購入が小さいサイズの袋に偏ったり、袋をまとめ買いする人がいたりしたことが不足の主な原因では、とみている。