風営法改正で深夜営業可に=クラブ、議連が提言案

超党派の「ダンス文化推進議員連盟」は27日、音楽に合わせてダンスを楽しむクラブの深夜営業を可能にするため、風営法改正を求める提言案をまとめた。同日午後に正式決定し、政府に提出する。
 クラブは風営法で「風俗店」と規定され、営業許可が必要。午前0時以降の営業は違法だが、無届けで早朝まで営業する店舗が多く、近隣住民からの苦情も増えている。こうした状況を踏まえ、提言案では営業時間の延長を求めた。深夜営業が合法になれば、トラブルが起きた際に警察に協力を求めやすくなる利点があるとしている。
 一方、クラブ側には、トラブル防止のための自主規制を要請。大手企業などの参入を促し、クラブ業界を発展させることは、政府の成長戦略の趣旨に沿うとも指摘した。同議連は提言を基に、今国会にも同法改正案を提出する方針。