大西洋クロマグロ、日本の漁獲枠は現状のまま

すしネタなどで人気の大西洋クロマグロの漁獲規制を検討する国際機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」は25日、南アフリカで開かれていた年次会合で、東大西洋と地中海での2014年のクロマグロの漁獲枠を13年と同じ1万3400トンとすることで合意した。

 日本に割り当てられる漁獲枠も1140トンで変わらない。

 東大西洋・地中海クロマグロは乱獲で資源の枯渇が懸念されていたが、07年から始めた漁獲規制などで資源量が回復。13年の漁獲枠は10年ぶりに拡大した。今年はクロマグロが増えているかどうかの資源評価が行われなかったため、漁獲枠は拡大されなかった。