今年もお高い!? 大阪市中央卸売場で「数の子」初競り はや迎春気分

20131119-00000530-san-000-3-viewおせち料理に欠かせない「塩数の子」の初競りが19日、大阪市福島区の市中央卸売市場で行われ、黄金色に輝く数の子を前に、仲買人約30人が威勢の良いかけ声とともに値段を書き入れ、競り人に手渡していった。

 この日は1・68トンが入荷。鐘の音を合図にスタートすると、市場内はたちまち活気に包まれた。米国・カナダ産が1キロ当たり9500円〜4500円で取引され、貴重とされる北海道産は9千円の値をつけた。

 市場関係者によると、原料となるニシンの今季の漁獲高(米国・カナダ産)は約5万8千トンで、昨季より1万2千トン増えたが、円安の影響で仕入れ値が上がったため、価格は昨年並みという。

 関係者は「数の子は日本の伝統食。毎年冬はたくさんの方にコリコリした食感を味わってほしい」と話していた。