1000人規模の自衛隊派遣準備=比台風災害で小野寺防衛相

小野寺五典防衛相は13日午後、フィリピンの台風災害への支援に関し、最大1000人規模の自衛隊の派遣準備に入ったことを明らかにした。防衛省内で記者団に語った。フィリピン政府から正式な派遣要請があり次第、現地での物資輸送や防疫などの活動を行うため日本を出発する。
 派遣を予定しているのは、艦船3隻をはじめ、輸送機やヘリコプターなど。艦船のうち1隻は国内での演習に参加する予定だったが、支援活動を優先することにした。1000人が派遣されれば、自衛隊の国際緊急援助活動としては過去最大規模となる。防衛相は「物資の輸送支援も今後大規模に必要になるのでこのような準備をしている」と説明した。