牧瀬里穂、達郎Xマス名曲MV出演 24年前の“出世作”オマージュ

20131111-00000345-oric-000-3-view女優・牧瀬里穂(41)が、シンガー・ソングライター山下達郎(60)の名曲「クリスマス・イブ」のミュージックビデオ(MV)に出演することが11日、わかった。1983年12月に発表された同曲の公式MVはこれまで存在せず、まもなく発売30周年を迎えることから初制作。作品に華を添えた牧瀬は「あらためて“恋がしたい!”と思いました」と胸をときめかせた。

当時17歳だった牧瀬は、JR東海のテレビCM『クリスマス・エクスプレス』(89年)の主人公を演じて一躍ブレイク。BGMとして流れていた「クリスマス・イブ」を世に知らしめるきっかけともなり、同曲はクリスマスシーズンが来るたびにヘビーローテーションされる定番曲となった。

 牧瀬が特別出演したシーンは先月30日、神奈川・川崎市の商業施設ラ チッタデッラで撮影。ヒロイン役の広瀬すずが恋人を探し求めて街をさまよう中、すれ違いざまにぶつかる通行人を演じた。これは、24年前の出世作で恋人に会うために駅構内を走るヒロイン役の牧瀬が、サラリーマンとぶつかってしまうシーンのオマージュ。楽曲同様、“恋人に会いたい気持ちはいつの時代も変わらない”ということを、このワンシーンに凝縮した。

 24年ぶりに名曲と“再会”した牧瀬は「クリスマスに家族や好きな人と一緒に過ごしたいという気持ちは、CMに出演した17歳の頃から変わらずありますが、あらためて“恋がしたい!”と思いました」と胸キュン。「人を信じて待っている時間は、本人にとっては切なくつらいのですが、それはキレイで尊い時間だとあらためて感じました。クリスマスという素敵なシーズンに大事な人と見て過ごしていただけたらうれしいです」と力を込めた。

 記念盤「クリスマス・イブ(30th Anniversary Edition)」(20日発売)には、最新デジタルリマスター音源とアコースティックライブバージョンを収録。MVのロングバージョンとして、クリエイティブディレクターの村松亮太郎氏がメガホンをとったオリジナル脚本のショートフィルムも制作された。同フィルムは初回限定盤の映像特典として、付属DVDに収録される。