灯台もLEDに=既に8割切り替え―11月1日は「灯台記念日」

20131031-00000029-jijp-000-1-view全国の灯台で、光源の発光ダイオード(LED)化が進められている。変わることなく夜の海を照らす船乗りの道しるべにも、静かに変化の波が押し寄せている。1日は「第145周年灯台記念日」。
 LED電球は、白熱電球などに比べ消費電力量が少ない上、寿命が長く保守管理費用も節減できる。海上保安庁によると、10月1日時点で全国にある3224基の灯台のうち、78%超の2528基がLED化されている。
 1873(明治6)年に初点灯した現存最古のレンガ造り灯台である菅島灯台(三重県鳥羽市)も、今年9月に白熱電球と巨大レンズからLED電球と反射鏡に交換された。
 ヨーロッパの古城を思わせるデザインで、国の登録有形文化財や近代化産業遺産にも指定されている。鳥羽市の沖、伊良湖水道に近い離島に立ち、周辺は岩礁が多い海の難所だ。