西麻布の人気クラブ、無許可営業の疑い 社長ら4人逮捕

20131021-00000024-asahi-000-3-view許可を取らないままクラブ営業をしたとして、警視庁は、東京都港区西麻布4丁目の飲食店「Bar MUSE」の経営会社社長、高野祐樹容疑者(37)=東京都目黒区三田2丁目=ら4人を風俗営業法違反(無許可営業)の疑いで現行犯逮捕し、21日発表した。

 生活安全特別捜査隊によると、4人は20日午前2時ごろ、都公安委員会の許可を受けないで、店内に踊り場やDJブースを設け、客にダンスや飲食をさせた疑いがある。置き引きやケンカなど店に関する110番通報は昨年38件だったが、今年は8月までで39件に上っていたという。

 「MUSE」は、西麻布地区で最大級の人気クラブで、芸能人も来店する店として知られる。昨年1年間で約3億4200万円の売り上げがあった。

 風営法は「客にダンスをさせ、飲食させる営業」には公安委の許可が必要と規定。許可を取っても、最長で午前1時までしか営業できない。かき入れ時の深夜帯に店を開けなくなるため、無許可営業を続けるクラブも多い。