清楚に黒髪 沢尻エリカ 1年半ぶりドラマで「いい子キャラ」に

20131014-00000057-spnannex-000-5-view女優沢尻エリカ(27)が1年半ぶりにドラマ収録に臨んだ。TBSスペシャルドラマ「時計屋の娘」(11月18日後9・00)に主演する。昨年4月放送の同局「悪女について」以来の作品となり、時計店に、母親の形見の修理を依頼する明るく優しい役。現場では「久しぶりにいい子キャラもいいんじゃないですか!?」と笑顔を振りまいている。

黒髪にナチュラルメークの清楚(せいそ)なイメージ。収録の合間にスポニチ本紙の取材に応じ、「今回演じるのは、元気で優しく、人の気持ちを考える女性。色をつけずにやっていきたいと思っています」と、ほほ笑んだ。

 演技を披露したのは1年半ぶり。昨年7月公開の映画「ヘルタースケルター」を同年1〜2月に撮影後、「悪女について」(昨年4月30日放送)を同月上旬に撮り終えて以来となる。

 「ヘルター…」では全身整形のスターが破滅に突き進む姿を演じ、日本アカデミー賞の優秀主演女優賞を受賞。「悪女…」ではばく大な富を得た悪女の半生に挑み、視聴率14・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。言動で注目されがちだが、女優としての注目度も高い。

 今回は、時計店の初老の職人(國村隼)と、若い女性(沢尻)の心の交流を描く。主人公が、東日本大震災による津波で亡くなった母親の形見の腕時計の修理を依頼することから物語が展開する。

 「悪女について」のほか、「パパはニュースキャスター」など多数のヒット作を手掛けた八木康夫プロデューサーが「貧しい役からゴージャスな役まで演じられる沢尻さん。あえて、本人のイメージともギャップのある、どこにでもいる女性を演じてもらいたいと思った」とオファー。沢尻を念頭に書き下ろされたオリジナル作品が誕生した。沢尻も「脚本を読んで、直感的に素敵な作品だと思いました。久しぶりにいい子キャラをやってみてもいいんじゃないですか?人間味が出てくるようなお芝居をしたいです」と張り切っている。

 BS―TBSでも11月22日午後7時から放送。同局の文化庁芸術祭参加作品となる。