能年玲奈の不思議ちゃんトークにタモリも困惑 お笑い芸人目指しコントも作った!

20131007-00000037-dal-000-7-view9月末で終了したNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の主人公を演じて国民的人気を得た能年玲奈(20)が7日、フジテレビ系「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングに生出演した。

司会のタモリが「さあ、今日は初登場ですね。能年玲奈ちゃん、どうぞ!」と呼び込んだのに応えてチェックのブレザーに黒いサルエルパンツの能年が現れると、拍手と「可愛い!」などの大歓声でスタジオが揺れた。

 小泉今日子や宮藤官九郎ら出演者、関係者たちの花束に埋められたかのような席に着くと、タモリの顔は見ず、きょろきょろと興味深げにスタジオ中を見回した。

 タモリに「色、白いね」と褒められて「ファンデーションを…」と答えてスタジオが笑いに包まれた。タモリも「そりゃ塗るでしょう」とあきれ顔。さらに「目がキラキラしてるね」と重ねて褒めたところ「この間、渡辺えりさんに、小動物みたいに殺されないために黒目が大きいんだよと言われて」と意味不明のリアクションで、タモリも「はっ、殺されそうになったことあるの?」と思わず聞き返した。

 経歴の話になって、最初から女優を目指したのではなく小学生のころはモデル志望で「パリコレに出るんだ」と思っていたのだとか。

 「楽しそうなものに飛びついていた」そのころは、モデルの次にお笑い芸人を目指し、お笑いコンビのレギュラーが好きで「あるある探検隊」のマネなどをしていた。友達とコントを作ったこともあると打ち明け、タモリにそのあら筋を説明すると、「お笑い芸人にならなくてよかったね」と、またあきれられた。

 さらには「絵を描くのが好きで、イラストを描く人にもなりたかった」そうで、「あまちゃん」撮影前に描いた絵が披露された。黒い長髪の少女の横顔の背景に魚群が泳いでいる不思議な雰囲気の絵。「魚が好きなんです、フォルムが」。あまちゃんに出演したさかなクンのことも大好きで、「いるだけでその場が幸せな空気になって」、共演を大いに楽しんだようだ。

 能年の出演時間は異例の約40分にも及んだ。いろんなゲストとトークしてきたタモリも何度か言葉に詰まるような不思議トークの連発で、机に突っ伏す場面も。能年の不思議キャラクターがくっきり描き出された。

 「テレフォンショッキング」では「あまちゃん」ブームに対応して出演俳優らを次々と招き、タモリが秘話を発掘してきた。

 5月17日に脚本家の宮藤官九郎が登場したのを皮切りに、先輩海女役の美保純(6月18日)、彼氏役・福士蒼汰(7月16日)、芸能プロデューサー役・古田新(8月16日)、母・天野春子の少女時代を演じた有村架純(8月19日)、先輩海女役の渡辺えり(9月5日)、寿司屋の大将役・ピエール瀧(9月23日)、作曲担当の大友良英、喫茶店マスター役・松尾スズキと相次いで登場し、撮影秘話などを披露、そしてついに主演女優の能年がこの日、真打ちとして“降臨”した。

 能年は9月20日に出演したNHK「あさイチ」では、井ノ原快彦、有働由美子アナとのトークで自分のことを「生ごみみたい」と表現するなど、天然すぎる素顔を見せていた。

 9月30日には日本テレビ系「火曜サプライズ」にゲスト出演、ストーブさん役の小池徹平と初の街歩き、食べ歩きにも挑戦している。