みずほ銀、社内処分へ=暴力団員らへの融資問題で

みずほ銀行は30日、提携先の信販会社を通じた暴力団構成員らへの融資で金融庁から業務改善命令を受けた問題で、社内処分を行う方針を固めた。担当役員らを対象に、問題発生時までさかのぼって減給などの処分を検討する。
 佐藤康博頭取は30日朝、東京都内で記者団に対し、この問題について「大変申し訳なく思っている。反社会的勢力への認識が甘く、回収するまでに至らなかった」と陳謝。「相当厳正な対処が必要だ。(過去にまで)さかのぼってどういう処分が適切か検討する」と述べた。
 自身の責任については「みずほフィナンシャルグループの最高経営責任者(CEO)であり、銀行頭取という立場からして責任がないとは言えない」と語った。政府の産業競争力会議の民間議員などの公職は「引き続き頑張らせていただきたい」と述べた。