半沢直樹 続編 ロスジェネの逆襲のあらすじと結末

ロスジェネの逆襲は半沢直樹シリーズの第3部ですが、あらすじと結末について簡単に見てみましょう。半沢直樹は証券会社に出向していますが、企業買収だけでなく粉飾決算が重要なポイントですね。
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(1)半沢直樹のネタバレとあらすじ

半沢直樹 粉飾決算のネタバレ
半沢直樹ネタバレ結末 原作の粉飾決算
半沢直樹あらすじ結末 TBS放送回数延長に失敗
半沢直樹ネタバレ結末第二部と倒産危機
半沢直樹は、三菱東京UFJ銀行の元銀行員が原作者の小説ですが、ドラマ化により小説も一段と話題となっていますね。半沢直樹のシリーズを見ると、粉飾決算を行っている企業の事業再生や倒産した企業からの債権回収がメインであるように思えます。

半沢直樹シリーズは3作品が販売されており、4作品目はダイヤモンドで連載が行われており、ロスジェネの逆襲は、半沢直樹シリーズで3作品目ですね。

ロスジェネは、バブル崩壊により子供時代は経済的に大きな影響を受けたり、就職氷河期による就職難や入社後は後輩の入社が遅く雑用の期間が長かったなど、不景気の影響を大きく受けた世代ですね。ロスジェネの中には、IT関連で起業を行い成功している社長が多く、原作では対比として丁寧に描かれています。

(2)ロスジェネの逆襲はIT企業の買収と買収防衛

ITベンチャーで上場企業の東京スパイラル 東京セントラルがアドバイザー
電脳雑技集団が東京スパイラルに買収提案 東京中央銀行がアドバイザー
フォックス 東京スパイラルのホワイトナイトを名乗り出た後に、逆に買収される
東京中央銀行は電脳雑技集団の買収に1500億円の融資実行 500億円の追加融資検討
半沢直樹は電脳雑技集団の粉飾決算を見破る
半沢直樹 東京セントラルに出向 企画部部長
半沢直樹ネタバレ結末 原作の粉飾決算で、半沢直樹3部作までの内容を簡単にまとめていますが、ロスジェネの逆襲についてまとめたのを抜粋すると上記になります。

大手銀行は系列の証券会社を保有していますが、半沢直樹は銀行から証券会社への出向となっており、舞台は証券会社に移ります。ロスジェネの逆襲は、上場企業が証券会社や銀行から調達した資金を用いて、企業買収を行っている点でも面白みがありますね。

(3)半沢直樹が証券会社に出向するまでの実績

20130924004004東京中央銀行大阪西支店で5億円を回収
東京中央銀行本店営業2部次長で伊勢島ホテル再建に道筋をつける
東京中央銀行本店営業2部次長で金融庁検査を乗り切る
ロスジェネの逆襲では、東京セントラル証券に出向していますが、半沢直樹が銀行から出向するまでの実績を簡単に見てみましょう。

半沢直樹は東京中央銀行大阪西支店で、粉飾決算による不正融資事件で計画倒産に巻き込まれます。半沢直樹の上司である銀行の支店長が、不正融資事件に関与していましたが、5億円の不良債権を見事に回収して、東京中央銀行本店営業2部次長に栄転します。

半沢直樹は本店で大企業グループを担当する部署に配属となりますが、伊勢島ホテル社長の指名により頭取から伊勢島ホテルの担当を命令されます。半沢直樹は、伊勢島ホテルの再建と金融庁検査を担当することに成功しますが、役員を追い詰めたことで東京セントラル証券に出向となります。

(4)電脳雑伎集団と銀行・証券会社の関係

2013092406363553東京セントラル証券は、東京中央銀行系列の証券会社
東京セントラル証券の担当先が電脳雑伎集団であった
東京中央銀行は電脳雑伎集団のメインバンクであった
電脳雑伎集団
東京スパイラル
半沢直樹は東京セントラル証券に出向していますが、ロスジェネの逆襲に登場する電脳雑伎集団と金融機関の関係について、先に簡単に見てみましょう。グループ企業の取引先で利害が対立することがありますが、利益相反の問題がロスジェネの逆襲でも発生しています。

ロスジェネの逆襲では、半沢直樹は東京セントラル証券に所属となっています。東京中央銀行の系列子会社が東京セントラル証券ですので、半沢直樹は銀行から子会社に出向となっているので証券会社が舞台となっています。

(5)半沢直樹 東京セントラル証券に出向

東京中央銀行が電脳雑伎集団の企業買収アドバイザーを横取り
東京中央銀行は電脳雑伎集団の東京スパイラル買収資金を融資
東京セントラル証券が東京スパイラルの買収防衛アドバイザーに就任
東京スパイラルのホワイトナイトを装った会社を、電脳雑伎集団が買収することで、株式の取得を狙う
ロスジェネの逆襲は、同じ系列の証券会社と銀行が株式市場を舞台にした企業買収に関与していることが舞台になります。ロスジェネの逆襲では、利益相反は問題がないとしていますが、極めて問題になりやすい案件であると言えそうですね。

ロスジェネの逆襲では証券市場を舞台にしていますので、企業買収に関わる用語が多いですが、最終的に銀行関連の話題も豊富な内容となっています。

(6)ロスジェネの逆襲の結末と銀行融資

電脳雑伎集団が別の企業買収で粉飾決算を行っていた
電脳雑伎集団が買収した企業のメインバングが東京中央銀行
東京中央銀行に粉飾決算が発覚しないように、東京セントラル証券に依頼
ロスジェネの逆襲は、企業買収を舞台にしていますが、最後は買収資金の銀行融資が問題となっています。ロスジェネの逆襲に登場する人物は、就職氷河期がバブル崩壊後や就職活動・社内で苦戦する姿を描いているところが面白味であると言えます。

半沢直樹は東京セントラル証券での実績が評価されて、東京中央銀行に再度、戻ることになります。三井住友銀行の副頭取は、系列の消費者金融に社長として一度出向してから副頭取に就任していますが、日立などの大企業でも親会社の役員に就任する事例がでていますね。

ロスジェネの逆襲あらすじと結末について簡単にまとめましたが、原作は銀行と証券会社の関係性を描いており、半沢直樹やIT企業の社長などの若手が活躍している姿は面白いので、小説をお奨めします。東京セントラル証券 半沢直樹出向と出世破綻を見ると、ドラマと原作の結末が違うことが分かりますので、ロスジェネの逆襲を実写化するとどういった展開になるのかも楽しみですね。
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