『半沢直樹』最終回、撮影日報が伝える「25分拡大スペシャル」の意味

堺雅人主演のTBS系ドラマ『半沢直樹』(毎週日曜21:00〜21:54)が今夜、いよいよ最終回を迎える。22日に更新された番組ホームページの撮影日報では、その最終回の現場エピソードが公開されている。

この撮影日報は、HPスタッフが撮影現場エピソードなどをつづるコンテンツ。番組が放送される約1カ月前の6月7日からスタートし、さまざまな秘話が公開されてきた。108回目となる今回のタイトルは「半沢直樹 今夜ついに最終回」。大和田常務(香川照之)の迂回融資問題と半沢直樹(堺雅人)の金融庁検査での対応が審議される取締役会が最終決戦の場であることから、今回の撮影日報もそのことを中心とした内容となっている。

旧館会議室での取締役会のシーンは、毎週月曜日に行われてきた。最終回の取締役会のシーンは早朝4時すぎからスタートし、「カットの数も半端ありません」とカット割りが288にも及んだことを写真付で掲載。HPスタッフは「えんえんと続く言葉の応酬、取締役会はHPスタッフの手元の時計で20分を超えています」とその臨場感が伝え、「きょう、最終回は25分拡大スペシャル、このシーンのための拡大と言ってもいいくらいです」と明かした。

担当スタッフは最後に、「正義とは何か。人の想いとは何か。きっといろいろ想うことはあると思います」とつづり、最後は視聴者に向けて「でも今夜9時、まずは何も考えずに半沢さんの言葉、大和田常務の言葉、そしてそこから導き出された結果を見てください」と呼びかけている。

同作は作家・池井戸潤の『オレたちバブル入行組』を原作とする第1部「大阪西支店」編と、『オレたち花のバブル組』を原作とする第2部「東京本店」編で構成されたドラマ。最終回は22日21:00から、25分拡大スペシャルで放送される。