セガ:インデックスの再建スポンサーに選定−約140億円で取得

9月18日(ブルームバーグ):民事再生手続き中でゲーム事業を手掛けるインデックス(東京都・世田谷区)の再建スポンサーに、大手ゲームメーカーのセガサミーホールディングスが選定されたことが分かった。セガサミーは受け皿会社を設立し事業を継承する方針だ。譲渡額は140億円程度となるもよう。事情に詳しい関係者が明らかにした。

東京地裁やインデックスは18日午後にも選定結果を発表する。同社は債務超過に陥り、7月に再生手続き開始が決まった。アニメやゲームなどのエンターテインメント事業を展開し、「真・女神転生」や「世界樹の迷宮」などのゲームで知られる。今回、事業譲渡先に選定されたのはセガサミー傘下のセガ。

インデックスは7月、フィナンシャルアドバイザーにGCAサヴィアンを起用し、裁判所とともに事業譲渡先の選定手続きなどを進めていた。申立代理人である二重橋法律事務所の大塚和成弁護士は入札結果など事業譲渡の詳細についてコメントを控えた。セガサミーの広報担当者は、現時点で公表すべき決定した事実はないと述べた。

1995年に設立されたインデックスは、デジタルゲームやコンテンツ事業で安定的に収益を伸ばしてきたが、海外買収で多額の投資損失が発生。10年には取引先だった日本振興銀行の破綻を受け経営難に陥った。負債総額は5月末時点で約245億円に上る。