土曜授業、実施1割未満=12年度公立校調査―文科省

文部科学省は17日、2012年度の公立校の土曜授業に関する調査結果を公表した。土曜授業の実施率は小学校が8.8%、中学校が9.9%、高校が3.8%だった。下村博文文部科学相は同日の閣議後記者会見で「14年度予算概算要求に計上した土曜日の教育活動推進プランなどを通じ支援に取り組みたい」と述べ、土曜授業を積極的に展開する考えを示した。
 調査は全自治体の教育委員会を対象に実施。各教委に小中学校の土曜授業の必要性を聞いたところ、「ある」と回答したのは都道府県教委が17.0%、政令市教委が25.0%、市区町村教委が10.9%。「ない」と回答したのは都道府県教委が0%、政令市教委が15.0%、市区町村教委が30.4%だった。
 高校での土曜授業の必要性は、都道府県と政令市教委の9.1%、市区町村教委の5.6%が「ある」と回答。「ない」と答えたのは都道府県・政令市教委が9.1%、市区町村教委が22.2%だった。