殺人 遊歩道で女性死亡 京都・亀岡

20130915-00000041-mai-000-8-view14日午後8時50分ごろ、京都府亀岡市追分町馬場通の3階建て商業ビル裏の遊歩道で、ビル1階の眼鏡店従業員、山田詠子さん(32)=同市東つつじケ丘曙台2=が血だらけでうつぶせに倒れているのを散歩中の男性が見つけ、119番した。消防署員らが駆けつけたが既に死亡していた。首を刃物で刺されており、府警捜査1課は殺人事件と断定、15日午後、亀岡署に捜査本部を設置した。

司法解剖の結果、死因は出血性ショック死で、死亡推定時刻は14日午後7時40分ごろ〜同8時40分ごろ。捜査本部によると、同7時半ごろ、勤務を終えて眼鏡店を出る姿が防犯カメラに映っていた。ビル裏に置いた通勤用原付きバイクを取りに行ったところを襲われたらしい。ひじに財布などが入った手提げバックを掛けたままで、着衣に乱れはなかった。携帯電話は近くに落ちていた。凶器は発見されていない。

 山田さんは両親と3人暮らし。子供のころから知っているという近所の男性は「明るく活発で優しい女性。顔を合わすと気軽に声をかけてくれた」と驚いた様子で話した。現場はJR亀岡駅南約300メートルの亀山城跡の堀に沿った遊歩道。周囲はスーパーマーケットや商業ビルが建ち並んでいる。