米パソコン大手デル、経営陣による企業買収承認

世界3位の米パソコン大手デルは12日、臨時株主総会で、経営陣による企業買収(MBO)が承認されたと発表した。

 創業者のマイケル・デル最高経営責任者(CEO)や投資ファンドによる買収で、買収総額は約250億ドル(約2兆5000億円)の大型MBOとなる。

 デルCEOは今年2月にMBO案を発表。これに対し、著名投資家のカール・アイカーン氏が「買収価格が安すぎる」などとして対抗案を提示していた。アイカーン氏は9日、「株主総会の投票方法がデル氏側に有利に変更された」として撤退を表明した。