ダイハツが軽自動車89万台リコール、エンジン制御用センサーに不具合

ダイハツ工業<7262.T>は11日、エンジン制御用のセンサーに不具合があるとし、軽自動車「エッセ」など89万1525台について国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。同社として過去最大の規模となる。

エンジン回転数の高い運転を繰り返すと、エンジンのクランクシャフトの状態をモニターするセンサーが故障し、走行中にエンジンが停止したり、エンジンが始動できなくなるおそれがある。

対象となるのは2005年11月から10年6月に製造された車両。「エッセ」のほか「ムーヴ」「ミラ」「タント」「タントエグゼ」「ムーヴコンテ」「ミラココア」「ハイゼット」など11車種。

161件の不具合の報告があったが、事故はない。エンジン制御プログラムの書き換えや部品の交換などで対応する。