ドコモiPhone発売で株価上昇 競合2社は一時大幅値下がり

6日午前の東京株式市場で、米アップル社のスマートフォン「iPhone」最新機種を取扱い開始すると一斉に報道されたNTTドコモの株価が一時3.8%上昇した。

 逆にこの影響を受けるとみられるソフトバンクは3.4%、KDDIも2.8%まで一時値下がりした。

 ドコモ株は前日終値の15万9600円に対し、高値は6000円高い16万5600円まで値上がりした。その後、沈静化し、午前終値は0.63%高い16万600円にとどまった。

 ソフトバンクは前日終値が6520円。この日は一時220円安で3.4%値下がりした。午前終値でも2.5%下げた6360円と大幅安が続いている。

 KDDIは前日終値が4905円で、寄り付き後に135円安の4770円となり、2.8%値下がりしたが、徐々に値を戻し、25円、0.5%高の4930円で午前の取引を終えた。

 またアップル社に対抗して、実際にスマホを製造販売するメーカーの株価の午前終値は、ソニー以外はほぼ値下がりした。ドコモiPhone参入を嫌気して売られた要素もあるものの、この日は利益確定売りが集中し、全銘柄の7割が値下がりしているため、影響の大きさはわからない。