中四国地方最大級のライブハウスが破産

(有)BAY 5 SQUARE(TDB企業コード095010165、資本金300万円、高知県高知市桟橋通5-5-40、代表西森厚志氏)は、8月26日に高知地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は、中川嶺弁護士(高知県高知市上町1-4-32)。

 当社は、2005年(平成17年)4月に法人改組したライブハウスの経営業者。高知港近くの倉庫を改装、約1000人を収容できる中国・四国地方で最大規模のホールとして、著名ミュージシャンやバンドが出演するなど、オープン当初から県内外からの来場者を確保していた。また、貸しスタジオも併設していたことで、地元バンドを育てる場としての拠点にもなっており、音楽ファンを中心として高い知名度を誇っていた。

 しかし、2011年3月に東日本大震災が発生し、イベントの自粛ムードが蔓延するなか、それ以降の興行件数が減少。集客数の落ち込みも激しく、資金繰り難に陥ったことから、事業の継続を断念した。

 負債は約1600万円。