ドコモが「Xperia A」の最新ソフト提供、Android 4.2が利用可能に - バージョンアップで"何が変わる"か一挙紹介

20130903-00000088-mycomj-000-1-viewNTTドコモの人気スマートフォン「Xperia A SO-04E」の最新ソフトウェアが9月3日10時より提供開始される。この最新ソフトウェアを導入することで、Xperia AのOSをAndroid 4.1からAndroid 4.2にアップデートでき、ロック画面へのウィジェット設置などの新機能が利用できるようになる。加えて、Xperia Aならではの機能・操作性の向上も行われる。

OSバージョンアップで新機能が利用可能に

まずは、スマートフォンにおけるOSバージョンアップとは何か、ということから解説していこう。携帯電話と同様に、スマートフォンではソフトウェアの更新が行われることがあり、最新ソフトウェアを導入することでスマートフォンの機能向上や不具合修正などを図ることができる。OSバージョンアップとは、とりわけ大幅なソフトウェアの更新のことであり、Androidスマートフォンの場合、OSであるAndroidが新しいものにアップデートされる。

これにより、新たな機能が追加されるほか、操作性向上や品質改善、最新セキュリティパッチの適用が行われ、スマートフォンをより快適に利用できるようになるのだ。なお、OSバージョンアップの提供後は、不具合修正などのソフトウェア更新は新しいOSを対象に行われるため、スマートフォンを安心して使う上でも、OSバージョンアップは必ず実施しておきたい作業だ。

Xperia Aのバージョンアップで追加される機能とは?

それでは、今回のXperia A向け最新ソフトウェアにおける、具体的な追加機能や改善点について見てみよう。まず、Android 4.1から4.2へのOSアップデートにより、Android 4.2の新機能が利用可能になる。主要なものとしては、ロック画面にウィジェットを貼り付けて、そのままアプリを起動することが可能となる。また、画面をトリプルタップして拡大表示する操作も利用できるようになる。

Xperia Aならではの追加機能も提供される。まず、Bluetoothによるテザリングだ。従来のWi-FiとUSB接続に加え、Bluetoothで接続してテザリングを行うことが可能となり、Xperia Aとカーナビ、タブレットなどをつないでインターネットが利用できる。Xperia独自の日本語入力アプリ「POBox Touch」も機能強化され、予測変換でデコメ絵文字を入力できるようになる。また、NOTTVの番組録画や予約録画が利用できるようになる点もポイントだ。

加えて、ウィジェットを"スモールアプリ"として追加できるようになる。さらに、Xperia Aのメモ帳アプリ「ノート」の閲覧時に、メモ内の電話番号やURLにハイパーリンクが設定され、すばやく電話をかけたり、Webサイトにアクセスする、といった操作が可能となる。

このほか、ホーム画面やロック画面におけるステータスバーとナビゲーションバーの見た目のカスタマイズが可能となり、これらを透過させて画面をすっきりさせることができる。これらの機能追加により、これまで以上にXperia Aをより便利に利用できるようになる。

バージョンアップ手順をチェック

バージョンアップ方法についても確認しておこう。今回のXperia AのOSバージョンアップは、9月3日の午前10時から実施され、端末本体のみでのアップデートとなる。 端末本体のみでアップデートを行う際、これまではWi-Fi経由で更新ファイルをダウンロードする必要があった。だが、今回からはXi/FOMA経由でのダウンロードも可能になっているのでより手軽にアップデートできるようになった。なお、Xi/FOMA経由の場合、ネットワークの混雑を避けるため、深夜帯に更新ファイルを予約ダウンロードすることとなる。

端末本体でのアップデート手順は、次の通りだ。まず、最新ソフトウェアが提供開始されると、ステータスバーに通知が表示されるので、通知領域を引き出して[バージョンアップがあります]をタップする。次に表示される画面で、[すぐにダウンロード(Wi-Fiのみ)]または[後でダウンロード(Wi-FiまたはXi)]を選択。選択したタイミングで更新ファイルのダウンロードが行われる。この後、 [すぐインストール]または[後でインストール]のいずれかを選択しよう。好みのタイミングでインストールを実行できる。インストールが完了すると端末が再起動となる。これだけの操作でアップデートは完了。再起動後のステータスバーからOSバージョンアップが完了したことを確認できる。

なお、OSバージョンアップ方法の詳しい手順は、NTTドコモのWebサイトで確認できる。本稿とあわせてこちらもチェックするとよいだろう。

ここまで紹介した通り、OSバージョンアップを実行することで新機能の追加や機能・操作性の改善が行われ、Xperia Aをさらに便利かつ快適に利用できるようになる。複雑な作業が必要に思えるOSバージョンアップだが、端末本体のみでXi/FOMA経由でもアップデートできるなど、難しい操作は必要なく簡単に実行できる。本稿やドコモのWebサイトを参考に、自身のXperia A SO-04Eをアップデートしてみてはいかがだろうか?