TBS、ドコモなど4社と資本提携=放送事業や収益力強化

東京放送ホールディングス(TBSHD)は29日、NTTドコモ、三井物産、毎日放送(大阪市、MBS)、WOWOWの各社と資本業務提携したと発表した。自己株式約977万株を計約119億円で各社に売却。協力関係を構築・強化して放送事業やグループ収益力を強化する。
 売却額はドコモが約70億円、三井物産が約41億円、MBSが約5億円、WOWOWが約3億円。以前から出資している三井物産とMBSの持ち株比率はそれぞれ4.03%、3.45%に拡大。ドコモは新たに2.99%、WOWOWは0.12%出資する株主となる。
 ドコモが民放キー局に出資するのは3社目。
 業務提携の具体的内容としては、TBSのイベントや共同制作するコンテンツなどをドコモの動画配信サービスで提供することを検討。三井物産とは国内外のテレビ通販などで連携する。WOWOWとは番組の共同制作や人事交流などを進める方針だ。