AKB48卒業の板野友美、恋愛解禁語る「いい方いたら」 会見一問一答

20130827-00000317-oric-000-6-view人気アイドルグループ・AKB48の板野友美(22)が27日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた公演をもって、同グループを卒業した。同公演後、報道陣の取材に応じた板野は、白のロングドレス姿で登場。25日に東京ドームで行われた卒業セレモニーを経て、約8年の活動に終止符を打った現在の心境や今後の活動について語った。以下は主な一問一答。

――今の心境を聞かせて下さい。
「8年間いろいろあって、辞めようかと思ったこともあったけど、こんなに多くの人に祝福されて幸せ」

――きょうの公演はいかがでした?
「スタート地点が劇場で、ここで8年間育ったんだと噛み締めながらの公演だった。劇場に思い出がすごくあるので、グッとくるものがありました。改めて、もう来ないんだなと思った時、すごく寂しいなと思った。また遊びに来たいなと思った」

――8年間で1番思い出に残っていることは?
「メンバーと一緒に、夢のステージに立てたこと。きょうも楽しもうと思って。最終日だし、振り返った時に思い出になる日だなと思ったので、メンバーやファンの顔を目に焼き付けたいなと思って、見ました」

――おとといの卒業セレモニーには前田敦子や篠田麻里子も駆けつけた。
「サプライズで。当日の朝に二人から『ごめんね、きょうは行けない』っていうメール来てたので、『えっ!』みたいな。びっくりしたし、大好きな二人とはすごく思い出があるので、この二人の前で卒業できて本当にうれしかった」

――この白い衣装は?
「秋元(康)先生が私のために作ってくれた卒業ソング「最後のドア」のミュージックビデオのラストシーンに来てるドレス」

――今後、どんな活動を?
「たくさん夢があるんです。AKB48の中でいろんな経験をさせていただいたので。でも、歌だったり演技だったり、一つのことに対してきちんと向き合っていない感じがしているので、時間をかけて一つのことに向き合っていきたい。もちろん音楽も大好きなので、いろんなことに挑戦して、いろんな可能性を見つけて行きたい」

――卒業して恋愛も解禁になる。
「そうですね〜。でも、恋愛って、恋したいって思ってもできるわけじゃないので、いい方がいたら。辞めたからすぐにっていうのはない。普通のデートがしてみたい」

――今後プライベートでやってみたいことは?
「連休を取って、家族と旅行に行きたい。家族旅行、14歳くらいからできていないので、親孝行したい」

――AKB48とは?
「私の居場所だったと思う。AKB48でお世話になったスタッフさんやメンバー、ファンはかけがえのない存在だなって思う」

――きょうの公演で最後に「一歩」と踏み出していたのが印象的でした。
「8年前のスタートも劇場で、夢に近づけてここまで来れたので、ソロの一歩も劇場で踏み出そうと思って」

――最後に「ここにいたこと」を歌った理由は?
「秋元先生が書いて下さった歌詞の意味を考えて、この曲が今の私の気持ちだなって。私が存在したことを忘れないでほしいし、卒業しても忘れないでほしいと伝えたかった」

――板野に憧れてアイドルを目指そうとする子たちについてどう思う?
「8年前、自分はちっぽけで何もできなくて先が真っ暗だったけど、一歩一歩歩いて行けば光が見えて、夢に近づけるということをAKB48が教えてくれた。私がここまで来れたということは、皆さんにもできると思う。夢に近づける、という励みにしてもらえれば」

――今後のAKB48に向けて。
「後輩どんどんいるし、どんどんAKB48は変わっていくと思う。私やあっちゃん、麻里子の後継者みたいな人が出てきて、また新たないろんなキャラクターがいてこそAKB48。色とりどりのAKB48になれば」

――イメチェンをしたいと言っていたが、どんな風に?
「それはまだ言えませんが、もうすぐイメチェンするので見て下さい。思い切ってショートというのは、ないでしょうね」

――(かわいがっていた)島崎遥香から何か言われた?
「きょう、劇場に入るときに、ぱるちゃんからお手紙もらったんですよ。まだ読んでない、泣くと思ったから。言葉だと伝わらないから手紙にしてくれたみたいで。かわいくて、親みたいな気持ちになる。ぱるちゃんには頑張って欲しい」

――AKB48の中でおしゃれなイメージとして見られていた自分の人生をどう思う?
「AKB48に入って、こんな女性になりたいと思って髪の毛を染めたり、イメージチェンジしたりしたけど、それを皆さんがオシャレと評価して下さったりして、素直にうれしかった。それが自分の強みや頑張れる気持ち、支え、励みになったなって思う」

――最後にファンにメッセージを。
「8年間ありがとうございました。ここで終わりではなく、AKB48板野友美は卒業ですけど、“板野友美”としてまた一歩ずつ進んでいきたいので、これからも板野友美のことをよろしくお願いします」