ゲイ、禁止薬物のステロイド検出=2年間出場停止も―英BBC

英BBC放送は23日、陸上男子100メートルの元世界選手権覇者、タイソン・ゲイ(米国)がドーピング(禁止薬物使用)検査で陽性反応を示した問題で、検出された薬物が世界反ドーピング機関(WADA)が統一基準(コード)で定める禁止薬物のアナボリックステロイドだったと報じた。WADA統一基準に違反した場合、2年間の出場停止処分が科される。
 BBCは、米国反ドーピング機関(USADA)が7月23日付でゲイに送付した文書の一部を入手。その文書には、筋肉増強剤であるアナボリックステロイドの一種が検出されたことを示す記述があったとしている。
 ゲイは世界選手権代表選考会を兼ねた全米陸上での検査と、5月の競技外検査で陽性反応を示した。ゲイはドーピング検査での陽性反応を明らかにした際、禁止薬物を故意に摂取したことを否定した。